てんでんばらばらのまま、数合わせに浮足立つ

(日経「春秋」2012/12/4付) 「太陽」が消えて「維新」が残り、「生活」と「脱原発」が「未来」になった。1カ月余りの政界ドタバタ劇が終わり、衆院選がきょう公示される。師走に選挙があるのは現行の憲法下では5度目、直近では1983年の中曽根内閣以来、29年ぶりなのだそうだ。その時の公示日の本紙社会面をみると、「けじめ審判・師走の街へ」、ロッキード事件を巡って田中角栄元首相に一審で有罪判決が出た直後の選挙だったためだ。その田中元首相に挑戦しようと、当時の新潟3区から立候補したのが作家の野坂昭如さんだった。現在、脳こうそくに倒れてリハビリ中の野坂さんだが、健筆は衰えない。月刊誌に毎月掲載している日記風コラムで「第三極だか第四極だか知らないが、いずれも手札も政策もはっきりせず。てんでんばらばらのまま、数合わせに浮足立つ」と一刀両断にしている。
(JN) 選挙の目的が議員になるためが第一になっているのであろう。議員にならなければ政策の実行もならないが、第一の目的は政策からであろう。その明確ではない、各候補者と政党の政策を吟味して、行かねばならないが、政党が合併して、これまでと方針が変わったり、3年前と違いますというところもあり、わからない。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO49148170U2A201C1MM8000/