- (日経/春秋)スティーブ・ジョウブズが経営のトップの座を退く時、アップル社の株価は急落し、2兆円近くの時価総額が吹き飛んだ。「残念だがその日が来た」と辞任表明の手紙は、そっけないほど短かった。菅直人首相の辞任記者会見は長かった。次の首相に名乗りを上げた5人は、この日本をどんな国にしたいのか。力強いメッセージはあったろうか。ジョウブズが6年前に大学の卒業生に贈るメッセージで「毎日を人生最後の日だと思って生きなさい」と語った。膵臓がんに侵され、そのころから「死」を強く意識し始めたそうだ。生の意味を知った人の言葉は重い。日本の政治家にその覚悟はあるのか。
- (日経/社説)◆国政立て直しの道筋を示すときだ。◆悩ましいFRBの次の一手。
- (日経)「20年も待てない」、高線量市域の帰宅。住民、怒りと落胆。
- (日経)ハリケーン「アイリーン」、米南部に上陸。NY・首都など厳戒。