民主党代表は野田氏に

  • (日経/春秋)『1989年の因果』において保坂正康はサミットでの状況を描く。日本の首相の「好々爺然とした視線」に比べ他の6人の目には相手を射すくめる百戦錬磨の厳しさがあった。彼らは、時に自らの決断一つで戦いが始まり、自他ともに多くの命が消えるからである。日本の首相には「そういう緊張感が全くなかった」。平和な日本、政界の影のボスが権勢をふるい、なるべきではない人が首相の座に就く。89年の日本の経済は絶好調で、多少の失策や頼りなさも何とかなった。今や、首相は自信を増した新興国を渡り合い、国民に厳しい言葉を語る場面もあろう。荷の重さに耐え、政治への信頼を取り戻せるか。
  • (日経/社説)◆エネルギーを考える。「攻めの省エネ」を競争力強化に生かせ。
  • (日経)大槌町長に元町総務課長当選。5か月不在、住民「安全な住宅地を」。
  • (朝日)野田氏勝利首相へ。民主党代表。