無人販売所は「究極の信頼」 231005

 自動販売機に『国原譜(231005奈良新聞)』は思う。来日した観光客が驚く光景の一つが「自動販売機の多さ」と。日本の治安の良さがなせるわざ。日本農業新聞(9月18日付)で、東京都内で自販機を扱う農家の話を特集していて興味をひかれた。約30年前にロッカー式の自販機を設置したある農家は、販売方法が地域に浸透、安定した収入を得られていると。無人販売所では、盗難被害や料金の過少支払いのリスクがあるが、自販機ではそれがなく、防犯という観点からもメリットが大きい。ただ、無人販売所は「究極の信頼」が集まる場所。農作物に感謝し、生産者の苦労に思いをはせる―そんな心が失われていく現実は悲しい。
 (私の)住む地域では農家が多くあり、散歩するとそれぞれの経路に無人販売所がある。その形式は様々。ロッカー形式はもちろん、無人形式でも付近に農家の方がいるところもある。カメラがセットされているところあり、全然、盗難を気にしていないようなところもある。とにかく、新鮮な野菜が低価格、お互いを理解し合って続いていきたい。