『#サステナブルなファッション』

『#サステナブルなファッション』<2023年7月12日(水)>
 1年間で1回も着ない服は1人当たり25枚に上る現実に『日報抄(230711新潟日報)』は思う▼70代の母が、祖母が残した浴衣、夏のワンピースに仕立て直してほしいという▼ほどいてみて驚いた。襟や袖など、どの部分も長方形の布に戻る。全ての布を並べると元の反物の形が現れた。裁ち落としが全くない▼着物は、古着で買うときにもサイズを選ばない。ほどいた布も、子ども用や他の布小物に作り替えやすい▼国は「サステナブル(持続可能な)ファッション」を掲げ、1着を長く着ることや修繕、古着の活用を勧める。思えばどれも先人が普通にしていた行いばかり。「持続可能」と、ことさら身構えなくとも、手元の浴衣から学べる知恵は多くありそうだ。
 (私たちは)この大量生産・消費のサイクルを止めねばならない。とにかく、作られたものを大事に使っていきたい▼和服をすっかり着なくなったが、この湿度の高い時期は浴衣がよい。男でもスカート姿だ。ユニセックスだ。サステナブルだ。和服と洋服を切り離さず、活用をしたいね。
#サステナブル #和服 #浴衣 #ワンピース #裁ち落とし