『#来日50年』

『#来日50年』<2022年10月29日(土)>
 日中国交正常化に『正平調(神戸新聞221028)』はパンダを思う◆黒柳徹子さんが6歳ぐらいの時。おじからアメリカみやげでパンダのぬいぐるみをもらった。「こんな動物って本当にいるの?」。あまりのかわいさに、リュックサックに入れ、空襲下を逃げた◆日本では長らく“幻の動物”だったパンダが初来日したのは1972年10月28日◆上野動物園は大慌てだったらしい。何しろ準備期間は3週間。飼育方法を学ぶ文献は3冊しか見つからなかった。国民は熱烈歓迎。連日、大行列ができ「2時間並んで見物は50秒」◆たしかに不思議な動物である。あの黒と白の絶妙な配置。ササが主食という独特の食性。手足を前に投げ出して座る姿は人間のよう◆「パンダ外交」、パンダの背景にはいつも中国の政治が見え隠れする。それでも飼育や繁殖を通じた友好関係が50年続いたことを歓迎したい◆常に社会の話題となり、これほど人の記憶と結びついた動物はほかにいるまい。
 (私は)生のジャイアントパンダを見ていない。従って、写真もない。画像は我が家のパンダを写した。3匹仲良くやっている◆さて、中国はパンダのように愛くるしく、仲良くできないものだろうか。50年前、今後の巨大市場と期待した資本主義諸国は、パンダの魅力に敗けたかな。資本主義経済の共産主義、この不思議な国は今後どうなるのか。
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