『#盗賊も真っ青の大芝居』

『#盗賊も真っ青の大芝居』<2022年10月1日(土)>
 ウクライナ東部と南部の4州で「住民投票」に『正平調(221001神戸新聞)』は思う◆「明暦の大火」の後、まちには放火犯と盗っ人が急増。これを取り締まるためにできたのが「火付盗賊改方」。池波正太郎の人気シリーズ「鬼平犯科帳」◆自分で火を付け、周囲が消火に必死になっている隙に、財産を盗み出す。この盗賊の姿をいまに見るような蛮行◆ウクライナ東部と南部の4州で「住民投票」、住民の大多数がロシア編入に賛成したという◆戦禍に見舞われている4州では、多くの住民が避難したままだ。民意の主役がいない間に強行された火事場泥棒◆いくつもの民族が複雑に混じり合うスラブ地域は、古くから何度も国境線が変わってきた。「私たちは何も決定しません。するのは上の人たちです」。投票を終えた女性の言葉である。なんと悲しい諦念か◆国際政治に鬼平はいない。この現実をどう受け止めたらいいのか。
 (私は)思う。国際政治には正義がないのか◆この蛮行に周りの国は手を出せない。自分は火の粉をあびたくない。武力を使えば、戦火は広がる◆勇ましい言葉だけが、虚しく広がる。「国連憲章の原則と国際法に違反する」「危険な事態の悪化であり、現代世界にふさわしくない。容認してはならない」◆対岸の火事ではない。火事場泥棒を許してない。
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*Webより鬼平犯科帳の画像を拝借。