『#任命責任は私にある』

『#任命責任は私にある』<2022年7月15日(金)>
 英国の騒動を見て『小社会(220714高知新聞社)』は我が国を思う。英国のジョンソン首相が辞任表明に追い込まれた。首相に三くだり半を突きつけたのは、ほかならぬ政権の主要閣僚や幹部だった。日本の政治を見慣れた身の率直な感想は、「任命責任が問われて、首相が辞めることがあるのか」。「政治とカネ」や失言で、多くの閣僚が辞任した。時の首相は問題が起きるたびに「任命責任は私にある」とは述べても、具体的な行動はなかった。安倍元首相が凶弾に斃れ、容疑者の動機がどうあれ、これで街角の選挙演説や自由な政治活動が萎縮するようにでもなれば、言論の封殺は広がる。「アベノミクス」。国論を二分する安全保障法制。「政権の功罪はこれからも検証が必要だ。本人と対話する機会が永遠に失われてしまったのが残念」とする専門家もいる。岸田政権から「思いを引き継ぐ」という声が聞こえる。だからこそ、検証する言論もまた封殺されてはなるまい。
 (私は)思う。安倍元首相は権力を握り、何を残したのか。死して、彼は終わったのだろうか。「人は死んだら終わりだと言う、しかし私はそうは思わない。志ある人々が私の墓を前にして、世の矛盾に怒り、それを糾さんと、世のために働いてくれるのなら、私の死は終わりではない」*と板垣退助は述べそうたが、岸田首相も矛盾に怒って欲しい。(*Wikipedia板垣退助」より)
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