『#家の作りやうは夏をむねとすべし』

『#家の作りやうは夏をむねとすべし』<2022年6月28日(火)>
 梅雨明けが宣言に『春秋(220628)』は思う。夏の盛り、紀州の殿さまが大坂の豪商を訪れる。もてなしに知恵を絞る。ガラス製のこたつに水を張り、庭には雪景色。須磨の風を木箱に詰めて、涼んでもらいましょう――。(上方落語「須磨の浦風」)▼奇想天外な創作なれど、聞けばひんやりする気もする。「家の作りやうは、夏をむねとすべし」(兼好法師)。冬の寒さに比べ暑さをしのぐのはより難しい▼追い打ちをかけるのが電力逼迫。室温を何度に設定すべきか。リモコンを手に悩む人が多いかもしれない▼これからやってくる本番が心配だ。水不足も懸念されている。地球規模の気候変動が相手とあらば、これまで以上に知恵と技術を集めて立ち向かうしかないのだろう。さて、どこかに高原のさわやかな風を運んでくるような妙技はないものか。
 (私は)14時まで我慢していたが、家の窓を閉めた。「ピッ」リモコンのスイッチを入れてしまった。夕方まで冷房の効いた家に閉じこもり、そして節電指示時間は散歩に出たい。外出の必須アイテムはもう、マスクではない。日傘だ。とは言うもののマスクの所持はまだ必要なので、左手に日傘を持ち、右手にマスクを持ち、バックパックに水筒を入れて、90分ほどのジジ―ウオーカー。無理をせず、暑さとともにあれ。
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