#ネコババ

『#ネコババ』<2022年2月6日(日)>
 そろそろ猫の鳴き声が気になる時季と『明窓(220206山陰中央新報)』。繁殖期を迎える猫のうなり声が聞こえてくる▼俳句の世界では「猫の恋」と表現。春の季語。300年以上も前、松尾芭蕉が<猫の恋やむとき閨の朧月>と、猫の句が300以上あるといわれる小林一茶は<鼻先に飯粒つけて猫の恋>と。正岡子規も<よもすがら簀の子の下や猫の恋>▼一方、愛猫家には不本意だろうがことわざや慣用句には、「猫をかぶる」や「猫に小判」、「猫背」や「猫の目」。「猫またぎ」▼人間が勝手につけた言い掛かりに近い言葉が「ネコババ」。臭いを消すため、ふん(ばば)に足で砂を掛けて隠す行為が由来らしい。当の猫からすれば、きちんと後始末をしたことになる▼こちらの後始末は、砂の掛け方を巡る話し合いがまとまらず越年した。「文書通信交通滞在費」の問題。領収書も税金も不要なだけに、指摘を受けて日割り計算にするだけで、胡散臭さが消えるかどうか。
 (私は)猫の目のように変わる世の中にめまいを起こしそうだ。日々政府側に問題が生じ、大事な事件を忘れてしまいそうになる。責任をとるという方は、サッサと責任を放り投げ、どうなったのか。モリカケサクラ等々、とにかく、税金をネコババしたままでは赦されない。いやいや猫ちゃんごめんなさい。
#愛猫家
#繁殖期
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#ことわざ
#慣用句

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