『一度、波に乗れなかったら、その後も乗れない』

『一度、波に乗れなかったら、その後も乗れない』<2020年1月27日(月)>
 「就職氷河期」、この世代の正規雇用を3年間で30万人増やす目標を政府は掲げた。『余録(200127)』はこれに申す。「兵庫県宝塚市は30代半ばから40代半ばの人を対象に事務職4人を公募したが1816人もが応募・・・今年度8人が合格した愛知県でも402人が応募・・・宝塚市で合格した女性は『一度、波に乗れなかったら、その後も乗れない』と・・・ぶ厚い氷を官民一体で少しでも解かせないものか。開きかけた扉がまたも『狭き門』ばかりというのでは、非情だ」。
 (JN) 時も場所も人も、みなそれぞれに異なる。世の中は均一にできていない。そして、平等ではない。だから公の機関はそのために様々な支援をする必要がある。また、宝塚の女性が言っているように、日本は一斉の入学・卒業・就職の中で、そのコースから外れると元のコースに戻れない。自然の氷河は地球温暖化で溶けてきたが、こちらの氷河はどうしたら解けるのか。解けるのを待ってはいられない。氷河とコースを鉞で叩き割らねばならない。それが今の政権や企業等の経営者のやるべきことである。
#一度、波に乗れなかったら、その後も乗れない
#「狭き門」ばかり

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