『秋に降るすさまじい雨』

『秋に降るすさまじい雨』<2019年8月30日(金)>
 「万葉集には『春雨』を詠んだ歌は多いが、『秋雨』という言葉はない・・・文人の間ではなお『すさまじき』と評され」る。『余録』(190830)は「なぜ秋雨がこうも嫌われたか分からない。・・・『寂しく秋に降る冷たい雨』は秋雨の本意という。だが今、秋雨前線が各地にもたらした豪雨はそんな風情と無縁である。・・・まだ8月なのに西日本での秋雨前線の大暴れはどうしたことか。近年の気候変動を思えば、歳時記の『秋雨』の本意も変えねばならないのだろうか。昔の文人が嫌った通り、『秋に降るすさまじい雨』にである」。
 (JN) 今年は子供たちの夏休みが雨でサンドイッチされたようだ。地域によりその時期は異なるが、梅雨長く、秋雨が早くやってきたのか。そして、けた違いの量を天から落としてくる。我々は確かに自然に対して、様々な破壊を行ってきた。その反動でもあろうが、それが弱いところを攻てくる。大軍勢の矢のごとく、空を暗くし、私たちに襲い掛かる。私たちの想像を超える攻撃に、驚くばかりである。残念願ら犠牲者が出ている。そして、雨はまだ続く。攻撃を受けてからの対応では遅い。この大量の矢に対して受け身ではなく、迎え撃つ方法はないのか。
#秋に降るすさまじい雨
#秋雨前線
#寂しく秋に降る冷たい雨

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