『淫雨(いんう)』

『淫雨(いんう)』<2019年7月3日(水)>
 「三日以上降り続くのが『霖雨』、十日以上になると『淫雨』と呼ぶらしい」。『筆洗』(190703)は南九州での長雨を思う。「心配なのは暖気が梅雨前線に入り込んだ影響による九州南部の豪雨である。・・・鹿児島市では世界遺産明治日本の産業革命遺産』の一部として登録された『寺山炭窯跡』も付近の土砂が崩れ、大きな被害が出た。薩摩藩の斉彬公もお嘆きのことだろう。・・・雨かんむりの下に新元号の令和の『令』を置いてみると『零』となる。警戒と十分な備えによって、大きな雨の被害をできる限り、その漢字に近づけたい」。
 (JN) 梅雨はいつまで続くのか。長梅雨は、心を暗くする。洗濯物はすっきりせず、置きっぱなしのパンはカビの攻撃を受けてしまう。三日でも辛いのに、十日も続くとどうなろう。集中的に降る場所は、災害が起きるので、心暗くしている場合ではなく、避難をしなければならない。でも、私たちは、そのタイミングを失うことがある。うちは大丈夫と勝手に思い込み、動かないのはなぜであろうか。この雨は避けることができない以上、自分たちが動くしかない。最低限の持ち物を持って早く安全なところへ避難願います。

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