『文字をつづる機会自体は、むしろデジタル時代になって増えている』

『文字をつづる機会自体は、むしろデジタル時代になって増えている』<2019年8月7日(水)>
 「封筒にメールアドレスを書けば相手に届く」。『春秋』(190805)は続ける。「たんに封筒の表書きをどうするかという質問だが、正しく書けた生徒は57%しかいなかったそうだ。・・・宛名にメルアドはショックだが、文字をつづる機会自体は、むしろデジタル時代になって増えている。『書く』文化は未来につながっていると信じて気を取り直そうか。そういえば、樋口一葉は明治の郵便勃興の世に合わせ、手紙の書き方の実用書『通俗書簡文』を著した。その本で強調したのは『こと葉の自由』だった」。
 (JN) 即効性の高い連絡方法は電話であったが、最近はラインだろうか。しかし、自分自身がスマホで文字を打つのに時間がかかり、焦ってしまう。打つスピードも問題だが、打つ内容を考えるのに時間を要する。でも、大事なことは、用件を伝えることだ。それを優先すれば、大分、内容が短くなる。そう、ラインやフェイスブックなど、伝わる範囲内で言葉を駆使すればよいのであろう。それが新たな文化を生み出すであろうか。封筒のあて名書きを知らなくたって、もうパソコンがやってくれる。気にすることはない。どんどん、文字を打って行こう。
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