#中華民族の復興

『#中華民族の復興』<2021年7月1日(木)>
 中国共産党の結党100年に『余録(210701)』は思う。大阪毎日新聞社員の芥川龍之介1921年春から中国各地を取材旅行。社会主義者の李人傑に4月上海でに芥川は会った。3カ月後、李の自宅で中国共産党の第1回党大会が開かれた。芥川が訪ねた家屋といわれ、「石庫門」と呼ばれる観光客が集まる「聖地」だ。大会に参加した中国人は13人で、その後の離合集散や弾圧で49年の建国まで残ったのは毛沢東ら2人だけ。李も芥川の自死と同じ27年に処刑された。今や党員は9500万人。「民意なくんば革命生ぜず。いわんやその成功をや」と語った李には想像できなかったろう。習近平国家主席は「初心を忘れず」と強調するが、権力を独占し、ナショナリズムに傾倒する今の共産党に謙虚さは感じられない。巨大国家の台頭に翻弄される香港や台湾そして世界。そこに思いが至らぬのでは「中華民族の復興」が新たな危機につながりかねない。
 (JN) 独裁国家の中国は今度、建国100年に向かいどうなって行くのか。この巨大船独裁国家は、商品経済の海で、ソ連のように沈む時が来るのだろうか。生活が段々と豊かになって行き、商品経済の価値の中で、人々の心は国家から離れていくのではないだろうか。
#結党100年
#李人傑