『文革50年で人民日報は「再演を許してはならない」と言及した』

文革50年で人民日報は「再演を許してはならない」と言及した』
 「半世紀前に中国で始まった文化大革命文革)は、毛沢東に心酔した少年らが紅衛兵として前面に躍り出て、旧秩序に破却の限りを尽くした」。この文革毛沢東心酔から「春秋」(日経/16/5/18)は、習政権を考える。「現政権も鉄鋼を中心にゾンビ企業の淘汰を進めるが、足元で増産の動きもある。習氏をたたえる『核心意識』なる言葉も使われ始めている。何とも方向感が見えないが、個人崇拝という禁断の果実だけは口にしないでほしいものだ。」
 「文革」、「毛沢東語録」、私たちの若かった頃は光って聞こえた。しかし、真実は時が経つとともに伝わってきてた。なぜに、これほどのことが起きたのか。権力闘争と思想へ偏重は、大きなエネルギーとなって、暴力的に襲い掛かる。大きな成果があっても、小さな失敗で足を引っ張る。権力闘争はそうやって繰り返された。過去への反省は大事であるが、それをどう活かすか。まずは、地位金名誉が片寄らず、権力集中を長引かせてもならない。三権分立も忘れてはならない。それは行政の長が、立法の長だと言ってもならない。(JN)