『外国人の温泉でのマナー、刺青への対応も難題だ』

『外国人の温泉でのマナー、刺青への対応も難題だ』
 「温泉目当てで来日する外国人も増えている」昨今、日経「春秋」(2015/10/11付)は、「『泥酔や入れ墨、お断り』の貼り紙の手前、お引き取り願うべきかどうかで温泉宿は思い悩むと」。また、タトゥーといった表現の問題だけでなく、難民の受け入れなど「国際化は言うは易く行うは難しである。」そして、〆に小話、「最近の若い子はみんなタトゥーを入れているね。こちとら年寄りも負けられない。でも、あまり派手なのや妻の名前は恥ずかしい。そこで彫師に聞いたんだ。何を彫るのがいいかって。答えわかるか。おれの住所だってさ」。
 入れ墨には、様々な偏見がある。自分も偏見を持っている一人である。ヤクザのイメージが大きい。また、博物館に出てくるアマゾンの人々や日本人のその昔の姿だ。表現は非常に悪いが、野蛮なイメージである。痛いし、大体、親からいただいた身体に傷をつけるのはどうなのだろうか。痛いの嫌だが、用途によっては有効かもしれない。自分がぼけ老人として徘徊をするようになり、どこか知らないところで、お世話になった時に、自分がだれかを明記するとしたら、入れ墨であろうか。タグを着けられるより良いであろうか。温泉に入り、お互いの入れ墨を見て、「貴方も黒目川ですか」なんて言うようになるのか。(JN)