一票の格差 福島に絵を送らない米国

  • (日経/春秋)「三権分立」、子供向けの説明には、権力を握った人が勝手な政治をしないように権力を立法、行政、司法の三つに分けていると。国の仕組みの「いろはのい」である。大人ならそんな理屈は承知のはず。だが、当の政治家が承知していない。1票の格差が最大2.3倍だった2009年の衆院選憲法違反状態にあったと、最高裁が断じたのは昨年3月。それからほったらかし。国勢調査の結果が出たら1年以内に、格差を正すため審議会が衆院選の選挙区を見直して首相に勧告する、と決めた法律もある。その期限も結局きのう切れてしまった。「法の下の平等」はどうなっているのか。法律が守られていないこの国の「いろはのい」など政治が好き勝手にしていいとは、子供たちに説明できようか。=>(JN)法律より党を大事にしている現状はいかなるものか。
  • (日経/社説) ◆「役立つ番号制度」の原点を忘れていないか。◆北のジレンマ映した米朝協議。
  • (朝日)福島、届かない絵。「第五福竜丸」画家の69点、出品中止。米美術館「原発の状況考慮」。