厄介ものから宝に変える 240205

 竹林面積の拡大に『編集日記(240204福島民友)』は思う▼食用で一般的なモウソウチクの旬は3~5月。タケノコ狩りが待ち遠しい。あっという間に繁殖する竹の間引きにも一役買っていると思うと、気分も上がる▼林野庁によると、県内の竹林面積は2022年度調査で10年前より8%増えたと。実際にはもっと広がっているようだ。確かに放置された竹林をあちこちで見かける。伐採が追いつかず、所有者に厄介もの呼ばわりされることが多い▼そんな竹でも、昔から茶道などの道具や水筒などに使われてきた。県内では機械でパウダー化し、畑の肥料に生かす取り組みが始まった。家畜の飼料や薬などへの活用法も広がりつつある。厄介ものから宝に変える方法を考えていきたい。
 (私の)街では緑は尊い。雑木林や竹林は夏の散歩の楽しみの場所である。湧き水の場所にある竹林公園の竹は崖を守ってもいる。管理者が確りしている公園では手入れされているが、その繁殖力に対応するのは大変であろうか。厄介ものか宝ものか、それは人間しだいだろう。