とんだ埼玉 231012

 埼玉県の「虐待禁止条例」の改正案に『余録(231012)』は思う▲4年前にヒットした映画「翔んで埼玉」の続編が来月に公開される▲「子育てしやすい埼玉で! 色とりどりな秋の楽しみ方」。映画ともコラボした県主導のPR誌が最新号で特集を。そんなアピールポイントに期待していた県民には寝耳に水▲「虐待禁止条例」の改正案▲県知事や県選出の自民党国会議員もあきれ顔の条例案が成立寸前にまで進んだ経緯を知りたい▲「(日本では)急速な社会の変化に職場が追いついていない」。今年のノーベル経済学賞受賞のクラウディア・ゴールディン教授が語っている。県議団もその一つか。「とんだ埼玉」をアピールされては県民も迷惑至極だろう。
 (私は)先ず、なぜ、このようなことになったのだろうかと思う▲時代遅れの校則のようである。埼玉県の自民党議団の方々には、県民の生活が見えていないのか。「そこらへんの草でも食わせておけ」と真顔で考えているわけではないだろう▲これを失敗として、県の現状を充分に把握し、新たな試みをしていただきたいね。頑張れ埼玉。