『#ゴジラメガムリオン』

『#ゴジラメガムリオン』<2023年2月18日(土)>
 〈海底にゴジラ再び〉と銘打ったのは海上保安庁の発表文に『天風録(230217中國新聞)』は思う▲太平洋の海底地形に、うつぶせに眠る巨大怪獣を重ねて名前を付けた。政府が提案し、国際会議で承認された▲マントルが断層のずれで地殻から露出したメガムリオン、「ゴジラメガムリオン」と研究者の間で呼ばれるようになった。来年、古希を迎えるゴジラが世界に定着した表れでもあろう▲1作目は1954年、水爆実験によって安住の海を奪われた怪獣の物語。同じ年、ビキニ環礁で「死の灰」を浴びた第五福竜丸の受難が重なる▲政府に被爆国として核兵器廃絶を訴える意図があったとは思えぬが、目にした人がゴジラの叫びを受け止めてくれるといい。海底でこのまま眠り続けてもらうためにも。
 (私たちは)自然というもをどう理解すべきか。「ゴジラメガムリオン」は地球の分身。それは怒りが爆発し、人々を戦かせるのか▲やはりゴジラか。それとも、姿を見せず、地面を揺り動かすのか。とにかく地球は生きている。動いている。そのことを理解していなければならない。様々なリスクを意識しよう。
#ゴジラ,#メガムリオン,#太平洋,#海底,#水爆