『#検討使の神事』

『#検討使の神事』<2023年2月13日(月)>
 福山市の備後一宮吉備津神社の「ほら吹き神事」に『滴一滴(230212山陽新聞)』は首相を思う▼節分の夜に参拝者がたき火を囲んで自慢話などで夜を明かしたのが起源とされる神事に、失礼ながらあの人の顔が思い浮かんだ▼防衛費の大幅増、異次元の少子化対策原発依存の方針の転換。さらに、東京圏の転入超過を2027年度に解消して一極集中に歯止め▼就任以来「検討使」とやゆされていたが、一転して昨年末ごろから次々「決断」してきた▼首相は「丁寧な説明」を口にするが、今国会のこれまでの答弁は具体性や説得力に欠け、理解が深まったとは言い難い。原稿を読むのではなく、もっと自分の言葉で伝える迫力も求められる。神事のような大言壮語で終わらないためには正念場だ。
 (私は)思うに、首相が得意の「聞く」とは聞くだけということだから、「検討する」とはやりませんとうこと。そして、神事の如く政策案が降臨してくる▼それでは「丁寧な説明」などできず、丁寧な説明という言葉を繰り返すことになる。首相、検討使でよいから、よく聴き検討を充分にして欲しい。

#検討使,#ほら吹き,#神事,#決断,#大言壮語