『#昆虫食への期待』

『#昆虫食への期待』<2023年2月12日(日)>
 脚光を浴びる昆虫食に『正平調(230212神戸新聞)』は思う◆龍蝨を食べてはいけないぞ。作家の邱永漢さんは新婚の妻にそう申しつけたそうな。龍蝨とはゲンゴロウ◆中国・広州生まれの妻には大好物でも、邱さんには気味が悪い◆昆虫食。それは日本でも珍しくなかった。イナゴや蜂の子他、大正期の調査によれば、「げんごらう」「たがめ」「かまきり」「せみ」など驚きの約50種◆そして現代、人気らしいのがコオロギ。その素材を使ったうどん、ハンバーガーなど◆今、この地球には80億もの人間が生きている。食料不足への懸念は昆虫食への期待となり、市場は拡大の一途だそう◆〈酒酌や虫を肴にさし向かい〉(田原啓賀)。昔の情景とは限らない。近未来を予言するような一句である。
 (私たちは)この現在の生活を続け、人口が増え続けると本当に食糧不足になることを自覚しているだろうか◆これからの人生に長い方々、真剣に地球環境の問題含めて見直さねばならない。そうしないと、この昆虫たちも消えてしまう。
#昆虫食,#ゲンゴロウ,#コオロギ,#食料不足,#80億人