#セルフレジ

『#セルフレジ』<2022年2月24日(木)>
 セルフレジ導入により、人と人のしぐさを『有明抄(220224佐賀新聞)』は思う。◆操作に戸惑う人も見かけはするが、慣れてしまえば便利。何より、相手が機械だと気を遣わずに済む◆1万円札しか持ち合わせがなかった時、「すみません、大きいのしかなくて…」と。こうした行為は「うかつ謝り」というそうだ。人混みの中で足を踏まれた時などに、踏んだ人は当然ながら、踏まれた人も「いや、こちらもうっかりして」と謝る◆狭い道ですれ違う際、ぶつからないようにこころもち体を斜めにする「肩引き」、傘を外に傾ける「傘かしげ」、座れるように少し詰める「腰浮かせ」。うかつ謝りも、こうした「江戸しぐさ」といわれる心遣いの一つ◆江戸しぐさは穏やかに、気持ちよく過ごすための知恵。便利さや効率と引き換えにして忘れたくはない。
 (私は)セルフレジの支払いは得意ではない。大体、一方通行の味気ない手続きである。黙々と機械の指示に従って行う。こちらのペースではない。これが人間であれば、相互コミュニケーションがある。その対応力は相当の差があるが、面白さがあるし、フォローがある。でもその内、セルフレジが人間よりコミュニケーションが優れるようになるのだろう。
#江戸しぐさ
#うかつ謝り
#肩引き
#傘かしげ
#腰浮かせ

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