#かじられ星

『#かじられ星』<2021年5月9日(日)>
 観光客と沖縄を『金口木舌(琉球新報/210509)』は思う。松本零士さんの「銀河鉄道999」に「かじられ星」という惑星が登場する。その星の地面は食べることができ、他の星の人が訪れては持ち帰る。星は削り取られ、徐々にやせ細っていく。架空の惑星の物語と沖縄を取り巻く状況は、どこか似ている。観光客が押し寄せた地域では、さまざまな課題が表出した。「観光客は来ない方がいい」。以前、話を聞いた住民の心は、明らかにすり減っていた。沖縄が観光地として消費される中で、そこに住む人たちの気持ちには光が当たらなかった。コロナ禍の影響で、打撃の大きさを感じさせる。観光客の笑顔が戻ることを願う人は多いはず。再びにぎわいを取り戻したとき、地域の住民も一緒に笑っているか。みんなが幸せになる観光を目指し、同じ方向を向いて考える必要がある。
 (JN) 人類の宝、沖縄は随分とかじられ、人の心も自然も傷つけられた。そして今や将来はどうなるのだろう。世は、政治優先や経済優先が続くのだろうか。コロナ感染が広がろうと、不況であろうと、米国も中国も資本主義もなくならない。現実とは無常で無情だが、個人それぞれに意志を持ち互いを理解したい。
#観光客減少
#沖縄
#住民の心
#諸費される

f:id:morningstar:20180104150115j:plain