#撃つ気がないのなら、決して銃を向けるな

『#撃つ気がないのなら、決して銃を向けるな』<2021年2月9日(火)>
 米国の国務長官だったジョージ・シュルツさんが100歳で亡くなった。『筆洗(210209)』は1984年のソ連のグロムイコ外相とナンシー・レーガン大統領夫人とのやりとりを想う。「外相・・・『あなたの夫は平和を望んでいますか』。『もちろん』と夫人が答えると外相はこう頼んだ。『それなら、おやすみ前にご亭主の耳にこうささやいてほしいのです。<平和>と』。この後の夫人・・・『そうすることにします。そしてあなたの耳にもささやきましょう。<平和>と』。米ソが対立から対話へと向かった・・・うち解けたムードを狙い、昼食会のホステス役を夫人にすることを思いついたのはこの人だった・・・外交には『ヒューマンファクター』が大切と書いている。・・・『撃つ気がないのなら、決して銃を向けるな』。・・・前任の大統領がところ構わず銃を向け、顰蹙を買った、かの国には大切な遺言である」。
 (JN) 国家間の人と人との信頼を作るにはどうすればよいのか。脅かし合いでは、信頼を得ることはできない。共和党の鷹派であったろうレーガン大統領は、シュルツ国務長官のおかげか、随分と株をあげた。我が日本でも鷹派の中曾根首相と。さて今後の世界は、シュルツさんの遺言を活かせるか?
#グロムイコ
#ナンシー・レーガン
#ヒューマンファクター
#平和

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