『宮本の作品を手に、島民と触れ合う旅はいかがだろう』

『宮本の作品を手に、島民と触れ合う旅はいかがだろう』<2018年11月26日(月)>
 周防大島は、外国船籍貨物船の大島大橋に衝突し、送水管破断1カ月あまり。『春秋』(181126)は、宮本常一のふるさと、周防大島への観光を呼びかける。「古里・・・の『文化交流センター』を訪ねれば膨大な著書のほか、懐かしい昭和の村落を撮りためた9万点もの写真が閲覧できる。・・・。山口県は近く、島の宿泊代を半額にして客を呼び込む支援策を始める。どの宿も地物の魚介が自慢だ。温泉も湧く。この補助制度を利用し、訪ねることをお勧めしたい。・・・宮本の作品を手に、島民と触れ合う旅はいかがだろう」。
 (JN) 私が民俗学に興味を持ったのは、この人の影響だ。柳田国男ではなく、宮本常一である。とにかく、歩き話を聞き、記録に残してきた。その量は膨大である。その一部ではあるが、膨大な情報が周防大島にある。そこへ行きたいと思っていた時期があったが、その気持ちはノートの奥に仕舞っていた。それをこのコラムで思い出してしまった。山口県が支援策として、宿泊費半額支援策を行うという。これはありがたいが、いつまで行うのであろうか。また、自分としてはあまり人が多くいてはゆっくりと資料も見られない。いつ行こうか。春に休みを取るか。この優遇は別として、チャンスを作ろう。