『まさかこのまま、何ごともなかったかのように「一生・・・』

『まさかこのまま、何ごともなかったかのように「一生懸命」に「頑張る」おつもりではあるまい。』<2017年6月29日(木)>
 筑波大の先生による閣僚在籍期間の長短の研究を『天声人語』(170629)が紹介する。「長期大臣に目立つ単語に『御存じ』があり、主に『御存じのとおり』と使われる。『是非ご理解いただきたい』などに用いる『是非』も多く、相手を取り込もうとする姿勢が見える。一方の短命大臣は『頑張る』『一生懸命』など自分の努力を一方的にアピールする発言が目立つ。自己中心的で聞き手への配慮に欠ける面が、うかがえるという」。さて、防衛大臣は「まさかこのまま、何ごともなかったかのように『一生懸命』に『頑張る』おつもりではあるまい。」
 (JN) なるほど、これは閣僚の言動だけでなく、社会一般のことかもしれない。正に御存じのところである。仕事は一生懸命頑張るのは当たり前、況してや防衛大臣が自分を守るために一生懸命頑張ってはお国はどうなるのか。当人は一向に気にせず、釈明しながら舌を出しているのではないか。国民は、是非その辺のところをご理解いただき、議員を選ばないと、迷言のデパートの大臣さんが出てしまう。任命責任もあるが、国民一人一人が意識を以て責任を果たさなきゃ、舌を出されっぱましよ。