『風土を変える第一歩は、バーニー・サンダース氏による・・・・』

『風土を変える第一歩は、バーニー・サンダース氏による44年前の挑戦だった』
 「余録」(毎日/2016/7/24)は、民主党バーニー・サンダースの行ってきたことを評価し、期待する。「米東部のバーモント州が今月から遺伝子組み換え食品の表示を義務付けた。そのバーモント州はもともと住民の意識が高く革新的だったわけではない。風土を変える第一歩は、バーニー・サンダース氏による44年前の挑戦だった。民主党の指名争いで25歳以下の8割に支持された彼の戦いは、あすからの民主党全国大会で終わる。しかし、その遺産はいずれ米国の、世界の変革を起こす波を生むのではないだろうか。そう予感させる。」
 今を変えたいと思っても、変えたいと言うことは難しい。況して、変えることはなかなかできない。共和党の大統領候補者は、変えたいと思っているか不明だが、変えると言えたから候補になった。だが、変えることはできるだろうか。サンダースはどうだろうか。変えたいと思っていることで、変えようと言ったが、民主党の大統領候補にはなれなかった。前者は、その言動に魅了されて票が集まった。後者は、その能力に恐れて、票が他へ動いたのではないか。どちらが良いのかは別として、誰でも本気で世の中を変えるのは難しい。風土を変えるには時間がかかる。(JN)