『寒太郎も目が離せないエルニーニョ坊やの気まぐれだ』

『寒太郎も目が離せないエルニーニョ坊やの気まぐれだ』
 「『ぶるぶる』や『ぞくぞく』は体の反応で、『しんしん』は空気が冷えるさまだ。きょうは二十四節気小寒)、これから大寒をはさんで立春前日の節分までの30日間が寒の内で、1年で最も寒い時期とされる。しかし今年の寒太郎、どうも『ぶるぶる』や『づんづ』という感じではない」と、「余録」(毎日新聞/2016/1/6)は更に続ける。「何とも意気あがらぬ寒太郎だが、それも海の向こうのいたずら坊主のしわざらしい。エルニーニョ??男の子または神の子の名を持つ太平洋の南米沖海水温上昇が昨年末は過去最大規模となり、世界的異常気象をもたらしている。寒仕込みに寒造り、寒稽古、昔の人は厳しい寒さの中の仕込みや修行こそが新たな春にめざましい成果をもたらすと考えたのだろう」。
 過ごしやすい正月であった。外出はシャツの上に、薄手のダウンで充分であった。大体、今シーズンはまだ手袋の必要性を感じていないような状態である。先日、ヒートテックを着て出かけ、昼食に韓国料理を食べたら、汗で「だらだら」になってしまった。空気の乾燥度も緩和されているようで、静電気の「びりびり」も少なく、列車内での「げほげほ」の人も少ない。心も体も緩んでいる。いよいよ年度の締めの3か月、早起きの行事も多くある。いよいよ寒くなるかもしれないこれから、異常気象に負けてはいられない。とにかく、インフルエンザや静電気に負けないように、ゆるみを締めたい。もう、「ぬくぬく」していられない。(JN)