『大国の「思惑と独善の十字路」の様相を見せる』

『大国の「思惑と独善の十字路」の様相を見せる』
 「米国のアフガニスタン攻撃から15年目に入った」。朝日「天声人語」(2015年10月21日)は、「殺し合いは次の殺し合いに理由を与え、世界は安全を得るどころか、いっそうキナ臭い▼文明の十字路と呼ばれながら、実際は「戦乱の十字路」だったともアフガンは言われる。古くから列強の軍靴に踏まれてきた。武器で解決できることの限界を、対テロの戦争は教えていないか」と述べている。
 米国はどこへでも軍隊を送り込む。世界の平和のためである。しかし、一向に平和は訪れず、悲劇は続く。あのベトナムでは、最後はヘリコプターで逃げて行ってしまった。散々、ベトナムを地獄としていながら、捨てて行った。アフガニスタンから逃げることもできない。中東は何時になったら平和が来るのか。ここに石油が無かったら、平和な暮らしができたのか。米国が中途半端だから愚図愚図となっているのか。そもそも、ロシアの裏工作が長引かしているのか。中東の資産家たちの利権維持の姿勢に問題があるのか。連合軍がアラブとイスラエルにした約束が紀元前からの問題を継続させているのか。みんなのふれあいの架け橋を築くのは、宇宙人(あの元首相ではない宇宙人)にしかできないか。このままでは、この欲望の十字路に平和はやって来ないのではないか。(JN)