『日本ラグビーの活躍』

『日本ラグビーの活躍』
 日本ラグビー界の本場英国への片思い、42年前に全日本チームが英国に招かれ初遠征する。そこでのウェールズの戦いについて、朝日「天声人語」(2015年10月5日)は、「試合には最強のメンバーで臨んだ。ラガーマン同士、手加減なしという相手への敬意が伝わって胸がじんと熱くなる」と紹介する。そして、「そうした恩を返すように、本場のW杯での強豪南アフリカ戦の勝利は、『W杯史上最大のショック』、3日にはサモアを破った。初の決勝トーナメント進出の門はなお狭いが、そこは楕円のボールである。いい方向に転べ、と願う。」
 日本ラグビーの組織プレーは、見ていて面白いが、それが崩れると一気に陣地を奪われてしまう。サモア戦の失点は、一気に力で奪われた。国際戦を見て思うのだが、なんで相撲取り相手なのだ。不公平である。真面では吹き飛ばされてしまう。でも、正に相撲と同じで、体格の違う者同士が同じ土壌で闘うのである。基本は一対一で、これが連続してチームプレーになって行くのであろうか。重戦車に対して、生身の人間が挑む。脳震盪を起こす体当たり、怖がっていては勝てないが、選手一人一人を大事にしてもらいたい。がんばれニッポン、英国の分も闘いたいが、決勝ラウンドは遠い。(JN)