真の個性を求める人は脱ファッションに向かうと

真の個性を求める人は脱ファッションに向かうと
 ジョブズ氏のファッションは、「ノーマル(普通)とハードコア(究極)を合わせノームコア」、「毎朝の服選びには頭と時間を使いません、という哲学の表明」。朝日「春秋」(2015/7/12付)は、「生前のジョブズ氏に倣った簡素な装いが、街の若者に広がっており、1971年の『ファッションの威力は今世紀中に衰退するのでは』という予言は、予言的中か、無印良品ユニクロと、装飾をそいだ日本のブランドが海外でもファンを増やす。無印は欧州でZEN(禅)の思想を形にしたと受けとめられた。わが道を行く日本勢。好対照ぶりが面白い」と。
 「衣食住」と生活を表すように、衣は生活の中心でもある。一般生活の視界においては、常に目に入る。その人のイメージである。その人のそれなりのポリシーの表現にもなる。その人が何を重視しているか、それなりに想像してしまう。見てくれ重視か、機能性重視か、流行を追っているか、皆がどうかわからぬが、当方は軽率に判断してしまう。自分もジョブズのようにノームコアなスタイルにしたいが、保守的なのであろうか、やはり、常識という枠に影響さ、またブランドの力を借りることとなる。これ着ていれば安心、ノンポリである。誰も気にしてくれないのに、それなりに気を使っているのでもある。(JN)