新人たちよ、無理に新環境に自分が合わせようとするなかれ

(JN) 新年度、2週間ほど経過した。初めは只管一生懸命であった新人のみなさに、疲れが出てきたであろう。それは学校の新入生、職場新人、或いは異動による新環境様々であろう。何とか早く、そこに馴染もうと無理をして、気を使い疲れるし、それを考えるとお腹がが痛くなったりする。今日は出勤途中で、具合の悪くなった高校生を見た。混雑する武蔵野線の列車の中で、急に屈みこんでしまった男子生徒。お腹が急に痛くなったのか。目の前に座っていた女性が席を譲った。座るよりトイレであろう。駅間が長い武蔵野線、早く駅に付けと祈るところである。
 新環境、そこに無理に馴染もうとすると無理がある。自分の正直に見せることもできず、がんばるので心身とも疲れる。周りの人間が、皆新人である新入生はお互いに助けることが難しいが、新人を迎える或いは異動者を迎える部署は、新環境にはいる者のことを理解し、大きな期待をかけずに迎えたい。新任者もどうせばれる私であるので、早目に自分を出していきたい。
 あの高校生は、西国分寺で降りて、無事トイレにたどり着けたであろうか。当方も、若き十代、しょっちゅうお腹が痛くなり、高校ではギリギリの登校になり、教頭先生と馴染になってしまった。春は陽の高くなるに従い心は開いてくる。もう直ぐだ。無理に新環境に自分を合わせるのではなく、新環境を理解して環境を自分に向くように考えて行こう。