限られた情報で判断するよりこの目でかの国を見るのも手だ

(日経「春秋」2014/2/19付) 「日本海を韓国式に東海と呼ぶ法案を米国の州議会が可決」「米国には従軍慰安婦の碑を建立した町も」「伊藤博文を暗殺した安重根の記念館が中国に開館」――。たしかに愉快な話ではない。しかし限られた情報で判断するより、一度この目でかの国を見るのも手だ。日本にいちばん近く、とても似ているがやっぱり違う不思議な世界がそこにある。日帰りでだって行ける。ところが日本人旅行者は減りつづけているという。国と国とが不仲だからこそ草の根レベルの交流を……などときれい事は言わないが、買い物ツアーでもいい、焼き肉三昧も悪くない、つながりを少しでも増やすことだ。思いきってソウルの街角の食堂にでもまぎれ込んでみればいい。普通の人々の息遣いが知れるだろう。
(JN) 朝鮮半島を日本は侵略している。400年ほど前にも侵略し、一般市民にも多大な負担をかけている。これは事実であろう。それを隠す理由はない。この軍事政権は朝鮮半島の民だけでなく、日本国内の民にも多くの犠牲を負わせている。私たちは両国の虐げられた人々のことを、そしてその当時のこの両国の政権についていた人々について、一緒に考えるべきであろう。一般大衆は安易に敵を作り出して憎むのではなく、それぞれに住む多くの民同士仲良くすべきである。私たちは簡単に踊らされてはならない。また我々は相互に訪れ、その国の良いところを吸収に行こう。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO67042250Z10C14A2MM8000/