人のためになる仕事をしたい大学生はこの10年で倍増した

(日経「春秋」2013/4/1付)  きょう多くの職場で、若い人々が新たな仲間となる。昨年春の調査だが、日本生産性本部が新入社員に「仕事を通じてかなえたい夢があるか」と聞いたところ、イエスという人が7割を超えたそうだ。ただし、秋に社会人1年生へ同じ質問を投げかけると、イエスと答えた人は50.7%まで減ってしまった。「入社した会社に一生勤めたい」という人も春は6割、秋は3割と半年で半減している。職場も若い力を待ち望んでいる。哲学者の内山節さんは、いまの日本は目標と希望を混同気味だと説く。目標は短期の数字や勝ち負けを指し、希望は社会や他者とのつながりが生む。ある調査では「人のためになる仕事をしたい」大学生はこの10年で倍増した。目の前の仕事は、社会にどう役立つのか。そんな語りかけも若者の意欲を伸ばすのではないか。
(JN)  自分たちの小さな仕事が社会の中で、どのように皆のために貢献するのか。自分に対して説明が出来る者がどの程度いるのか。増してや、新人は難しいであろう。マニュアル世代、目標は与えればそれをもとに行動するであろが、夢や希望は自分で作るものであるから、意欲を伸ばすのは容易ではない。また、期待をしてはならない。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO53448460R00C13A4MM8000/