日本を侮蔑して「小日本」なる言葉を連呼

(日経「春秋」2012/9/21付) デモ隊が日本を侮蔑して「小日本」なる言葉を連呼している。「もう戦争だ」「日本を占領せよ」「降伏しろ」。中国全体からみれば、騒いだのはごくわずかな若者に違いない。とはいえ、かくも激しい「反日」の光景はこの国との付き合い方をつくづく思案させてあまりある。デモはひとまず収まったらしい。しかし、先日来の出来事の多くは巧みに計算されコントロールされていたのでは……と疑うのが自然だろう。一党独裁の国の不気味さである。ひとつの救いは、かなたのデモの最中も日本国内では見苦しい騒ぎがほとんどなかったことだ。さてもここはクールに、どっしり構えて、隣人と向き合うしかない。
(JN)挑発にのって島を国有化してしまったが、それ以降、何とか平静を保っている。お互いに憎んでも何の得もない。資本主義化していくこの世界、相互の影響がどんどん強くなり、国は経済発展の邪魔をしてはならない。小さいのだから「小日本」で結構、身軽に動き回れ。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO46362120R20C12A9MM8000/