避難者24万人

  • (日経/春秋)新邪馬台国、カエル村、ポテト共和国・・・・。30年近く前地域おこしを狙って「ミニ独立国」ブームが広がった。そのきっかけが岩手県大槌町の「吉里吉里国」。井上ひさしさんの「吉里吉里人」にあやかったもの。その大槌町を一瞬でがれきの山に変えた巨大地震津波。いくつもの町が役場を失い、福島県双葉町は住民と一緒に町の機能そのものを県外に移した。この苦境、新宿の都庁に移転した三宅村を思い出す。三宅村は火山ガスに苦しめられ、この4月にやっと11年ぶりに全集落で人が暮らせるようになった。郷里への思いと人と人のつながりがあったからこそである。これさえあれば町は必ず復活する。そう信じよう。
  • (日経/社説)◆復興予算の財源は「ばらまき」をまず削れ。◆震災下の地方選だからこそ。
  • (日経)24万人なお避難。