大卒採用 慶大の学費 指導要領

■大卒採用6年連続増加、来春計画9.1%伸び率鈍化。理工は堅調。日経調査。
■慶大4学部で納入費値上げ、4年間で17・8%増の428万に(読売)
−慶応大は21日、09年度から文、経済、法、商の4学部で、学生1人あたりの4年間の授業料や施設設備費などの納入費を現在より17・8%増の428万円にすると発表した。また、理工学部などほかの5学部でも納入費を6・7〜0・5%引き上げる。
−同大によると、文学部などの4学部の納入費は現在、私立大平均(412万円)を下回る363万円で、「これまでが低廉だった」(安西祐一郎塾長)という。
−値上げ分で、奨学金などの学生支援を充実させるとしている。
■新指導要領で必修へ、公立小の英語活動実施は97%(読売)
−新しい学習指導要領で小学5年から必修となる英語活動に、今年度取り組んだ公立小学校は97・1%で、前年度より1・3ポイント増えたことが21日、文部科学省の調査でわかった。
−調査は全国のすべての公立小学校(2万1864校)が対象。それによると、英語活動を行った学校数は2万1220校で、実施率は初めて調査を行った2003年度以降で最高になった。9割以上の授業は担任の教員が指導していた。
−同省では、11年度からの必修化を前に外国語指導助手(ALT)の活用を推進しているが、6年生の場合は、ALTが参加した授業は全授業数の65・4%にとどまった。
−同省は、「ALT確保については財政面も含めて支援していきたい」としている。
太陽系外惑星有機物を初観測…63光年のかなた(読売)
−地球から63光年離れた惑星の大気中にメタンが含まれていることが、ハッブル宇宙望遠鏡による観測でわかった。
−太陽系外の惑星で有機物が見つかったのは初めて。米航空宇宙局などの研究チームが20日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
−この惑星は、こぎつね座にある、木星ほどの大きさの「HD189733b」。昨年5月、恒星の手前を惑星が通り過ぎた際に、その大気を通過してきた光を分析し、メタンに吸収される特定の波長が減っているのを確認した。この惑星は表面温度がセ氏約900度もあり、生物の存在は期待できないが、研究チームは「有機物の確認は太陽系外での生命探しに役立つ」と考えている。