『ストッキングを見せるユニホームの着こなしも粋だった』<

『ストッキングを見せるユニホームの着こなしも粋だった』<2019年9月25日8水)>
 阿部慎之助捕手の引退声明に『筆洗』(190925)は捕手を思う。「米大リーグに『メジャーへの近道は捕手になることだ』という格言がある。なり手が少なく、競争率が比較的低いせいだろう。・・・けがをしやすい捕手を守り続けた選手・・・2131安打、打率2割8分4厘、405本塁打。球史に残る強打の捕手である。・・・まじめで寡黙な印象がある。背中で若手をひっぱる選手だったのだろう。ストッキングを見せるユニホームの着こなしも粋だった。四十歳。『まだ、やれる』とは言わぬ方がいいか。苦労の捕手を務め上げた人である」。
 (JN) お昼休みは三角ベースボールをする。小学校から就職してもやっていた。これは人数が少ないのであらゆるポジションをやらねばならない。そうキャッチーもやる。キャッチャーの意志に関係なく投げてくるピッチャーもバッターも危なっかしく、審判も兼ねていたので、キャッチャーは嫌であった。正式なベースボールでは、キャッチャーは守備の要である。面白うポジションでやりがいがあっただろうが、とにかくあのスピードと変化球とバットスウィング、ケガが当たり前、大変であったろう。現役最後は、チームを日本シリーズで活躍させることだ。阿部慎之助まだ頑張れ。ベースボール万歳。
#キャッチャー #捕手
#ベースボール #野球

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『温暖化問題とは、世代と世代の問題である』

『温暖化問題とは、世代と世代の問題である』<2019年9月24日(火)>
 「数百万人の参加者の多くが若い。危機感と大人の責任を問う声が聞こえる」。『筆洗』(190924)は、地球温暖化問題を訴える若者の行動に思い、トリュフォー監督の『レ・キャトル・サン・クー』(直訳「四百回の打撃」、日本のタイトル『大人は判ってくれない』)を出す。「先週、世界のおそらく全大陸で、都市の大小、先進国かそうでないかなどを問わず、デモや集会など一斉行動があった。・・・スウェーデンの十六歳グレタ・トゥンベリさんが昨年、議会前で抗議の座り込みをしたのがきっかけという。・・・大人が目をそむけがちだったところに、若者の視点という角度から、重要な光を当てたようにみえる。分からないではすまない指摘だろう」。
 (JN) 地球温暖化は未来の問題ではない。もう起きているこれがどの増幅していくのだろう。今、俺たちは大丈夫と思っている大人たちが、数年後に苦しむことになるのかもしれない。もう、大量消費のアメリカ式を終わりにしなくてはならない。我々が賢ければ、私利私欲のリーダーを駆逐して、対策に邁進するだろうが、我々はそれほど賢くはない。残念ながら、多くの人は体験を繰り返し、ことの意味を理解してゆく。今後、地球温暖化の犠牲者、どのような形で、どこで、どのくらい生じるのであろうか。予測はできているが、大人は理解しようとしない。今を守るのだ。でもそれが今を破壊することがわからない。そして、若者もやがて大人になる。
#若者の抗議

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『離脱が吉と出るか、凶と出るか。運命分かれ目の秋である』

『離脱が吉と出るか、凶と出るか。運命分かれ目の秋である』<2019年9月23日(月)>
 英国の運命、『余録』(190923)はベートーヴェン第5番より話を始める。「『運命がドアをたたく音』と伝えられてきたが、近年、鳥の鳴き声に想を得たとの説が有力だ。・・・イエローハマーである。その名を冠した重要文書『イエローハマー作戦』を英政府が作成した。・・・離脱に命運を左右されそうなのが、英国が世界に売り込み中のワインである。・・・中でもスパークリングワイン・・・英国ワインは離脱問題に伴うポンド安で輸出価格が下がり、国際競争力が高まった。だが、合意なき離脱なら、ブドウの摘み手である東欧の移民労働者を確保できなくなる恐れもある。離脱が吉と出るか、凶と出るか。運命分かれ目の秋である」。
 (JN) 1944年6月6日、「運命のドアをたたく音」、それはノルマンディーを守っていたドイツ兵の心になった。連合艦隊の黒煙が迫ってくる。これは映画の話であるが、それから75年ほど、ドーバー海峡の見えない壁を強化したり、穴をあけたり、叩いたり、どうなって行くのか。イギリスのEUの離脱は、英国やヨーロッパや世界にとって、どんな意味を持つのであろうか。英国は未だにドイツを恐れているのではないか。1945年に抑え込んだドイツが姿を変えて、様々な商品となってドーバー海峡を越えて来る。V2ロケット、ジークフリート、ワレキューレが攻めてくると、自由の国を閉じようとしているのか。マルクストロツキーを受け入れていた国は、今どこへ行ってしまったのか。第2次大戦の終結とともに、大英帝国の歴史は終わったのであろうか。
#運命のドアをたたく音
#イエローハンマー
#英国ワイン

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『「自分は大丈夫」との過信を捨て』

『「自分は大丈夫」との過信を捨て』<2019年9月22日(日)>
 「伊東四朗さん(82)、杉良太郎さん(75)、加山雄三さん(82)。この3人の共通点は何か」と『春秋』(190922)は問う。「いずれも運転免許を返納した方々・・・免許保有人口10万人当たりの死亡事故の件数は70歳以降で増え始め、85歳以上が16.3。どの世代より突出する。・・・一方で、運転をやめた高齢者は要介護となる可能性が2倍になる、との研究もあり、扱いの難しさを物語っているようだ。・・・『自分は大丈夫』との過信を捨て、新たな舞台に進む勇気が人生百年時代には必要なのだろう。交通と福祉が入り組むこのテーマは、私たちの社会の課題解決への決意を試しているようにも思える」。
 (JN) 諸先輩方々は、自動車が大好きである。大げさな表現だが日本の経済成長とともに自動車があった。その自動車を運転できなくなるということは悲しいことである。また、高齢となり逆に自動車の有難みがある。それを手放すことは、当人だけでなく周りの者も理解し、そして協力していかねばならない。どうか、皆で説得をして運転免許返納を実現して欲しい。但し、今は返納すべきだが、自動運転でドライバーの能力が問われなくなれば、返納しなくて済むであろうか。いや、それは運転をするという楽しみがない以上、返納と同様である。自動車運転をする代わりに、高齢者が取り組める楽しい活動を我々は考えねばならない。さあ、現実は危険がいっぱい。あまり考えたくありませんが、どこで高齢者の運転ミスに遭遇するかわかりません。「皆、気を付けて!」
#自分は大丈夫
#人生百年時代
#運転免許返納

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『壁や床にカビが浮いてきた』

『壁や床にカビが浮いてきた』<2019年9月21日(土)>
 「JR内房線の浜野駅(千葉市)を過ぎた辺りから、車窓の向こうにブルーシートをかぶった民家がぽつぽつ見える」。『春秋』(190921)はこの現状を思う。「漁港に近い住宅地で、割れた屋根瓦やガラスを片付けていた女性は、『壁や床にカビが浮いてきた』と疲れ切った様子だった。千葉県の自治体は、多様性に富む。65歳以上の高齢化率をみると、・・・鋸南町は46.8%。・・・お年寄りへの目配りが欠かせない。きょうからの3連休。風雨への備えで、さらなる人手が要るだろう。・・・経験豊富な人材を生かす手立てはないものか。知恵を絞りたいところだ」。
 (JN) こういう現状を見聞きしながら何もしない自分がここにいる。口やペンだけ動かす者は、こういう時に何の役にも立たない。情けない。でも、何かできることがないものだろうか。そんなこと考えながら、職場の廊下を歩いていると、鋸南町出身のMさんに遭遇する。「帰らないのかい」と私が声をかけると、「明日も仕事です」という。「仕事はMさんでなくともできるだろう。何とかしたら」と申す程度。弱いな。鋸南町等被害の大きい地域の親を持つ者がいたら、直ぐに帰省させよう。職場のみんなはそう思わないのか。仕事は、みんなでカバーできるだろう。上司や身近な人が声をかけよう。今日や明日だけでない。早く、帰省させよう。渡せるものは何だろう。
#高齢化
#人手

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『街のそこここで交流の輪が広がることに期待したい』

『街のそこここで交流の輪が広がることに期待したい』<2019年9月20日(金)>
 「奪い合うことの喜び一身に集めてはずむラグビーボール」(俵万智)。『春秋』(190920)は本日開幕するラグビーワールドカップに思う。「予測できないバウンドに、選手らがステップを踏む光景は、今回も各地で見られることであろう。・・・札幌から熊本まで全国12の都市で、計48の試合が行われる。海外からは約40万人が観戦に訪れるという。ファンの飲むビールの量も半端ではないらしく、今月から来月にかけて、メーカーは大増産するらしい。街のそこここで交流の輪が広がることに期待したい。こんな歌もある『ハイパントあげ走りゆく吾の前青きジャージーの敵いるばかり』(佐佐木幸綱)」。
 (JN) 最近都心は体格の良い外国人が多い。選手か? 観光客か? あれだけの体があれば、随分ビールが入りそうだ。日本の競技場の観客席にあの体が入るのだろうか。ラグビーの応援席はどんな動きを見せるのであろうか。サッカーは半世紀前から海外の試合のテレビがあり、毎週見ていたが、ラグビーは日本の試合ばかりで、良く知らない。グラウンドの中とともに、観客席も見ものであろうか。ビールの飲んで大騒ぎ、そして、トイレは大丈夫であろうか。小さい狭い、ラッシュが起きるか。余計な心配であるか。
#ビール
#観客

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『オウムアムア(最初の偵察者)』

オウムアムア(最初の偵察者)』<2019年9月19日(木)>
 「オウムアムアは異星人の宇宙船でなかった」。『余録』(190919)は遥か彼方からの訪問者を思う。「オウムアムアはハワイの言葉で『最初の偵察者』・・・葉巻形のこの天体は太陽から遠ざかる際に奇妙な加速をしたことから、異星人の探査機説を唱える学者まで現れた・・・諸データからオウムアムアは自然の天体と結論づけた。・・・またも太陽系外からのお客とみられる天体が発見されたという。今年8月に発見した人の名を冠し『ボリソフ彗星』というこの彗星、恒星間の空間を飛ぶ天体と確認されればオウムアムアに次ぐ2番目の発見となる。・・・再び訪れた遠来の客、またまた何か地球外生命の存在をうかがわせるものはないかも調べられよう」。
 (JN) 果てしない宇宙について、我々はどれだけ知っているのであろうか。ほとんど、わからない。それが少しでもわかっていくことにワクワクする。最近、『アンドロメダ銀河のうずまき』という本を読んだが、どうも星や星雲はぶつかり合って大きくなったり、吸収されたり、生成発展没落をしていくようである。いずれ、我が天の川とアンドロメダも合流するようである。我々の生活しているちっちゃなところでは想像できない時間と大きさの空間である。この想像できない空間に異星人がいるのか。それは見えるのか。次元が違うのか。ダークマターがあるのか。フォースは永遠なのか?
#ボリソフ彗星
#地球外生命

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