弥生時代から貧富の差出始める 240306

 株価が史上最高値を記録したことに『北斗星(240306秋田魁新報)』は思う▼中学1年時のノート、久々にページを開く▼社会科のノート、目に留まったのは弥生時代の特徴を箇条書きにしている所。「貧富の差出始める」との記述▼米の生産力を高めて財を成していく有力者たちの姿が目に浮かぶ。農耕が盛んになった弥生時代は、その差が顕著になったのだろう▼株価が史上最高値を記録したとのニュースに市場が沸く一方、多くの国民から「実感がない」との声が上がったのも、今の社会に拭い切れない格差があるからだ▼物価の上昇に賃金が追い付かず、庶民の生活はなかなか上向いていないのが現状だ。どうやって格差を是正し、人々の暮らしを安定させるかは、昔も今も政治の大きな課題である。
 私たちは凸凹である。様々な能力を持ち得意不得意がある。それをお互いにカバーできれば良いのだが、なかなか難しい。生まれ育ちで差が出る。そういった不平等を是正するのが政治家の仕事であろう。しかし、自党の拡大が課題になっていないか。国の課題を忘れてはないか。早く、課題を定め、政策を作り、実行すべき。