平城宮跡 230919

 にぎわいが戻ってきた県内の行楽地に『国原譜(230917奈良新聞)』は思う。困り顔の観光客が近付いてきて道を尋ねられるケースが時々ある。意外に難しかったのが平城宮跡。広大な史跡のどこを案内すべきか。手にした地図には大極殿の絵があり、北に回り込む思惑だったようだが、朱雀門側の方が分かり良いとアドバイスした。ただ朱雀門に到着して大極殿までの遠さに改めて驚いたかもしれない。ほぼ1キロ四方の範囲に見どころが点在しており、散策は健脚家向き。そんな中できのう、宮跡内の移動に使える電動モビリティの無料貸し出しが朱雀門前で始まった。これで同所をゲートウエーとして紹介しやすくなった。
 (私は)10年ほど前に、閑散とした平城京跡を歩いた。確かに広い。そして遠かった。近鉄の新大宮から汗だくで歩いた。着いたが広い。帰りは、大和西大寺まで歩いた。大変であったが、とにかく歴史的なものが随所にあり、歩き甲斐がある。どうだろう、歩くからこそ見える風景を大事にしたい。