『#軒下がにぎやかになる日が』

『#軒下がにぎやかになる日が』<2023年4月17日(月)>
 日差しが強まり、すべてのものが明るく溌剌とする。ツバメの姿に『正平調(230415神戸新聞)』は思う◆地面すれすれを猛スピードで駆け抜ける黒い飛翔体を見つけた。二十四節気をさらに細かくした七十二候に、玄鳥至がある◆今年のツバメの初見情報は3月9日だった。神戸市北区の女性はその姿を見て思わず「おかえりー」と声を。いまは兵庫県内のあちこちで「おかえりー」の声が聞こえる頃だろう◆生物季節観測、ツバメの初見を含む貴重な観測を気象庁環境省、市民の有志らが引き継いでいるという◆東南アジアの各地から数千キロの長い旅を終え、休む間もなく巣作りがはじまる。〈口みえて世の始まりの燕の子〉(加藤楸邨)。軒下がにぎやかになる日が待ち遠しい。
 (私の)身近でも黒いものが飛びぬけていった。そろそろ、駅の入口の軒下に巣が作られているのか◆ひなのにぎやかな鳴き声はいつ頃になるのか。糞に注意と表示が出るだろうか。街に残る季節、大事にしたい。
#軒下 #日差し #おかえりー #季節 #ツバメ