#人の心を癒やす力

『#人の心を癒やす力』<2021年11月18日(木)>
 93年前のきょう、「蒸気船ウィリー」で主演デビューしたミッキーマウスに『南風録(211118/南日本新聞)』は思う。重なり合う三つの丸で何をイメージするだろう。わずか7分だが、軽快な音楽に乗せたドタバタ喜劇が大ヒットした。生みの親のウォルト・ディズニーは若くして設立したアニメ制作会社が倒産したり、再起を期して考案したキャラクターの版権を失ったりと、挫折続きの前半生を送っている。失意の中で誕生したのがミッキーだった。当初は雰囲気がだいぶ違った。歯をむき出しにしてライバルに殴りかかるなど、少々荒っぽかった。それが次第に表情が豊かになり、愛すべきヒーローとして描かれるようになる。長く人気を保っている理由だろう。ディズニーのテーマパークでは、壁や地面にさりげなく描かれた三つの丸を「隠れミッキー」として探すのがファンの格別な楽しみなのだという。単純な図形だが、人の心を癒やす力があるのかもしれない。
 (私たちは)何故にディズニーランドへ行くのか。ミッキーは完全なるスーパーヒーローではない。独裁者でもない。その単純な体系だけでなく、人として、いや動物として、人間味、いや動物味あるヒーローであることが愛されているのか。
#蒸気船ウィリー
#ミッキーマウス
#ウォルトディズニー
#テーマパーク
#単純な図形

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