『#ほうとう』

『#ほうとう』<2021年11月13日(土)>
 白河市南湖公園の「南湖煮ぼうとう」の販売に『あぶくま抄(211111福島民報)』はほうとうを思う。井伊直政は若い頃、戦陣にあって芋汁を食べる場に呼ばれた。あまりの味気なさに「醤油を入れた方がよいのでは」と話した途端、「ぜいたくだ」との怒声が上がったという(黒沢はゆま「戦国、まずい飯!」)▼真偽のほどは不明だが、山梨県に伝わる「ほうとう」は武田信玄の陣中食だったとの説がある。埼玉県の深谷市にも「煮ぼうとう」が伝わる▼深谷市出身で当地ゆかりの実業家・渋沢栄一の大好物が煮ぼうとうだったことがきっかけだ。ほぼ毎日、店先に「完売」の看板が置かれる▼味付けは、ご主人の母親が作ってくれたすいとんの記憶をたぐったという。関東由来の伝統食に新たな味わいを与えたことで、ずっしり重たい膳は、きれいに空となり下げられる。
 (私は) 夏の暑い時に汗だくになり、ほうとうを食べるのも良いが、寒い時のほうとうは身体が暖かくなる。これからの季節はありがたい。そろそろ甲州ほうとうが食べたい。ふらっと信玄の隠し湯へ行き、ほうとうをいただき、露天風呂でゆっくり、ほうとうと歴史を思いたい。
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