#福山諦法東堂禅師

『#福山諦法東堂禅師』<2021年9月15日(水)>
 曹洞宗大本山永平寺貫首、福山諦法東堂禅師の死去に『越山若水(210914/福井新聞)』は思う。「永平寺はいかなる道に進むのか」と問い掛ける雲水に、「春は春の風が吹き、夏は夏の風が吹く」▼2008年4月に「晋山開堂」に臨んだときのこと▼インタビューで好きな言葉を聞かれ「『暗いと不平を言うよりも、すすんで灯りをつけましょう』といった平易な言葉がいいですね」(曹洞禅グラフ123号)▼「仏教は8万4千の教えがあるが突き詰めると▽悪いことができない▽善いことは進んでする▽自分の心を清める。難しく考えずこの三つを行えばいいのです」。(福井新聞創刊110周年企画での言葉)▼その際こんなメッセージもあった。永平寺の修行僧は福井で温かい心の応援をもらい、全国に帰っていく。ありがたく心強い―。福井人は福井に自信を持ってほしいとの趣旨でもあった。仏教は身近で親しめるものと、改めて感じさせてくれる人だった。
 (JN) いまや我々の愚かな行動で季節の風が狂ってしまった。「▽悪いことができない▽善いことは進んでする▽自分の心を清める」、この三つの難しさ。庶民から為政者まで狂っている。しかし、私たちは「すすんで灯りを」つけねばなりません。合掌。
#曹洞宗大本山永平寺
#春は春の風が吹き
#夏は夏の風が吹く
#8万4千の教え
#三つの教え

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