『「あちこち旅をしても、自分自身から逃れることは・・・』

『「あちこち旅をしても、自分自身から逃れることはできない」(ヘミングウェイ)』<2018年10月5日(金)>
 各地の「道の駅」、「山口県で48日ぶりに逮捕された30歳の容疑者の男も、このオアシスのごとき場を転々としつつ、追っ手の目をくらませていたようだ」。『春秋』(181005)は言う「何とも大胆だが、日本一周を本物らしくみせるためか、本当に人の情けに心揺さぶられたゆえか、解明はこれからである。『あちこち旅をしても、自分自身から逃れることはできない』とは作家、ヘミングウェイの言葉だ。男も今、こんな心境か。反省と償いの長い道行である。この旅こそゴールしてもらわねばならない」。
 (JN) 脱走犯の人を小ばかにした行動を何と考えるか。脱走から逮捕までの48日間をどう考えればよいであろうか。それにしても、彼はどこへ行こうと考えていたのか。終着駅はあったのであろうか。ただ逃げるだけでは終わりがない。逃亡者は常に世間の目を気にして生活せねばならない。そんなことを続ける気であったのか。本気で、日本一周を行い、そして、意気揚々と富田林に戻ってくるつもりであったのか。捕まって、ほっとしているのか。また脱走を考えているのか。それとも塀の中で生まれ変わるのか。今度は自分で稼いだお金で自転車を買って、旅に出よう。