『女性医師の数を抑えることに躍起とは本末転倒の・・・』

『女性医師の数を抑えることに躍起とは本末転倒の極みではないか』<2018年8月3日(金)>
 「『女、帰れ』――。吟子は孤軍奮闘、ついに東京・湯島に医院を開く」。『春秋』(180803)は、東京医科大の女子受験者への点数一律減点に、日本初の女性医師である荻野吟子さんの孤軍奮闘を思う。「医学界の意識は19世紀なみらしい。・・・女性が働きやすい制度や環境をつくるのが根本策なのに、女性医師の数を抑えることに躍起とは本末転倒の極みではないか。・・・ただ東京医科大だけの問題なのかどうか。女性の進出を阻むから職場の改革が進まず、それゆえにまた女性を排除する悪循環が見て取れるのだ。『女、帰れ』。医師をめざして猛勉強中の女子たちが、時代錯誤のこんな声にひるんで心を折らぬことを祈る」。
 (JN) 日本は男尊女卑がしっかりと根付いている。なぜに、そうなのか。男がだらしないのか。有能な人々の社会であれば、こんなことは生じないであろう。無能なものが、今を守ろうとするから、陰でつまらぬことをするのである。新聞をにぎわしているご贔屓や弱者いじめの問題、情けない事ばかりである。裏の仕業を隠すために、体の良い言葉で繕うがそれがまた情けない。まだまだ裏工作が出てきそうな東京医科大は入試判定とアドミッションポリシーとの関係はどうなっているのか。カリキュラムやディプロマのポリシーも、裏のポリシーがあるのか。校是をどう理解しているのか。隠し立ては、反則であろうが、監督官庁と仲良しでは、困ったものである。さて、話題の大学は自ら大改造を行えるのか、日大のように有耶無耶にして半世紀経ってまたぶり返すのか。