『港区おじさんや港区女子の向こうに、未来を生きる・・・』

港区おじさん港区女子の向こうに、未来を生きるヒントが垣間見えるかも』<2018年>
 「華やかな「港区」イメージ」、『春秋』(180617)は、三浦展さんの『都心集中の真実』(ちくま新書)を紹介する。「2015年の港区民の平均所得は最下位の区の3.06倍。1975年は1.57倍だったから40年間で差はほぼ2倍に広がった。この間、港区は千代田区から首位の座も奪っている。・・・『自由複業者』が街の活気を支えている・・・。人工知能やロボットが専門家の職を奪う日が来ても、分野を横断する発想や仕事が提供できる人なら重宝されるだろう。港区おじさん港区女子の向こうに、未来を生きるヒントが垣間見えるかも」。
 (JN) この会社に一生を捧げる。定年まで、朝から晩まで、土日も尽くす。郊外に一軒家を持ち、通勤ラッシュに負けず、残業厭わず、それから安い居酒屋でお酒のお付き合い。休日は関係業者とゴルフ。そんな頑張ってはいないが、お父さんたちは、会社に尽くしてきた。「港区おじさん」とは何者だ。別世界の話しか。「自由複業者」とは何ぞ。不器用なお父さんにはわからない。やがてシーラカンスの運命か。生ける化石か、生ける屍か。昭和人間は平成で終わる。否、昭和のシンボル、港区の東京タワーは頑張っている。