『選手権大会に向けて沖縄から地方大会が始まった。今夏は・・・』

『選手権大会に向けて沖縄から地方大会が始まった。今夏は甲子園の土にどんな思い出が染み込むだろうか』<2017年6月25日(日)>
 甲子園に向けて各都道府県での大会が始まった。「余録」(170625)は甲子園の土を思う。元タイガースの赤星憲広さんは「センバツ大会で、初めて踏んだふかふかの黒土の感触が今でも忘れられない」。その土は「阪神甲子園球場は完成以来、グラウンドの土を一度も入れ替えたことがなく、赤星さんが踏みしめた土には、球場が創設された93年前の土も混じっている。阪神園芸の金沢健児さんは『甲子園の土はぬか床のようなもの』と話す。大会が中止された太平洋戦争中に焼夷弾の炎で焦げた土も、引き分け再試合を戦った先輩の汗や涙を含んだ土も混じっていよう。選手権大会に向けて沖縄から地方大会が始まった。今夏は甲子園の土にどんな思い出が染み込むだろうか。」
 (JN) 甲子園球場に入る時、グラウンドのあの土には、左右どちらのスパイクが刺さるのだろうか。残念ながら私は、甲子園の土を踏んだことがない。私がプレーをするのは甲子園ほどの手入れの行き届いたグラウンドは違うが、それぞれに皆でグランドを作ってきている。グラウンドにはそれぞれの個性があり、それぞれに思い出があり、また歴史がある。そして、この土にはそこで係った者の思いがある。歴史ある甲子園球場には多くの人の目もあり、その思いは深い。甲子園球児たちには、その土は誇りと宝物でもある。沖縄の高校生たちは、本土返還まではその土を持って帰ることができなかった、それは今でも私の心に残っている。さて、私の出身高校の出る可能性の少ないこの甲子園大会、安心して皆を応援する。ベースボールの普及は米軍占領政策の一つであったかもしれないが、野球大好きだ。球児たちがんばれ!!